〈福岡天神に社会人のための自習室とワークスペースを作りました〉
株式会社チェックボックス 代表の二宮です
母の日、人生で初めて母のいない 母の日
毎年、そんなに高価なものではないが何かしら贈ってきたこの日
なるべくカーネーションに逃げないよう「今年は何にしようか」と考えて
選んできたつもりでいたが、
去年 結果的に最後の母の日になったが、バスケットに入った
カーネーションの鉢物を母が住む実家の近くの花屋で買って持っていった
何にするか考え、買いに行く時間を作ることを少しさぼった結果だ
感情を表すことが少しずつ衰えてきていた母が穏やかに喜んでくれた
しかし、せっかく綺麗にデコレートされたバスケット入りだったのに
1時間もしないうちに「庭に植えて」と言う
いくらなんでも、しばらくは家の中の目につくところに置いて愉しむものでしょ
とこちらは思う 「せっかく・・・」と自分を棚にあげて思う
悪気はないとは思うのだが
すでに足腰が弱り、余分な花の水遣りなどもきっと面倒だし、ひとり暮しの母が
自分で庭に植え替えることもできないと思ったのだろう
そういった現実的な判断だと分からないでもない、「でも・・・」と自分勝手に思う
それから1ヶ月ほどのち、母は兄夫婦の住む兵庫県で同居をはじめた
カーネーションは結果としてだれもいない家の庭で、いまも生きている
母はこの1月に亡くなったが、ことしも庭で花をつける
あのとき家の中に置いたままにしていたら
そのまま枯れて終わっていたかもしれない
あの時の母の判断は正しかった
そして母は7ヶ月後の自分のことが、感覚としてわかっていたのかもしれない
三男から贈られた最後の母の日のプレゼントを、この花を土に残しておこうと
株式会社チェックボックス 代表の二宮です
母の日、人生で初めて母のいない 母の日
毎年、そんなに高価なものではないが何かしら贈ってきたこの日
なるべくカーネーションに逃げないよう「今年は何にしようか」と考えて
選んできたつもりでいたが、
去年 結果的に最後の母の日になったが、バスケットに入った
カーネーションの鉢物を母が住む実家の近くの花屋で買って持っていった
何にするか考え、買いに行く時間を作ることを少しさぼった結果だ
感情を表すことが少しずつ衰えてきていた母が穏やかに喜んでくれた
しかし、せっかく綺麗にデコレートされたバスケット入りだったのに
1時間もしないうちに「庭に植えて」と言う
いくらなんでも、しばらくは家の中の目につくところに置いて愉しむものでしょ
とこちらは思う 「せっかく・・・」と自分を棚にあげて思う
悪気はないとは思うのだが
すでに足腰が弱り、余分な花の水遣りなどもきっと面倒だし、ひとり暮しの母が
自分で庭に植え替えることもできないと思ったのだろう
そういった現実的な判断だと分からないでもない、「でも・・・」と自分勝手に思う
それから1ヶ月ほどのち、母は兄夫婦の住む兵庫県で同居をはじめた
カーネーションは結果としてだれもいない家の庭で、いまも生きている
母はこの1月に亡くなったが、ことしも庭で花をつける
あのとき家の中に置いたままにしていたら
そのまま枯れて終わっていたかもしれない
あの時の母の判断は正しかった
そして母は7ヶ月後の自分のことが、感覚としてわかっていたのかもしれない
三男から贈られた最後の母の日のプレゼントを、この花を土に残しておこうと
2012/05/13(日) | みちくさ | トラックバック:(1) | コメント:(1)