タオル

先日、京都に行った

以前このブログでも書いたが

学生時代を過ごした京都で
当時の仲間と4年に一度会うことに
している

その時の「タオル」 二話

(其の一)

4年間通った銭湯がまだ健在で
のれんがかかっていたのを見て
思わず風呂に入ることにした

当時の「おやじさん」のことを
「おじいちゃんは数年前に亡くなった」
と教えてくれた番台の女性と
都合30分ほどもしゃべっただろうか

なつかしい当時のことや
最近の銭湯事情などをきいて
心地よい時間を過ごした

突然風呂に入ることになった私は
タオルを持ち合わせてなかった

私は購入するつもりで
「タオルありますか?」と聞くと
「そこのタオル使ってええですよ」
と言ってくれた

そこにはあきらかに使用済みの
保険屋さんなんかがくれる粗品系
のタオルが数枚ぶら下がっていた

(其の二)

その日の京都は夕方から
突然の豪雨で
一時間68mmだったとのこと

銭湯の女性が
「雨が落ち着くまでもう少しゆっくり
していけば」と言ってくれて
しばらく当時と同じように
少年ジャンプを読みながら時を
やり過ごした

ただその内に
仲間たちとの集合時間に余裕が
なくなってきたので、やむを得ず
雨の中を靴からバッグの中まで
ずぶ濡れになりながらホテルに
向かった

到着し仲間との再会もそこそこに
とりあえず急いで風呂(また!)に
入った

急いでいたのでタオルを持参する
のを忘れて大浴場へいってしまった

部屋に取りに戻るには少々面倒な
距離で、まあいいか風呂にはさっきも
入ったし、雨で冷えた体を温めるだけ
だと思いそのまま入ることにした

すると仲間の一人が先に入っていて
そのことを話すと
「俺が使ったバスタオルをそのまま
置いておくから使っていいよ」」と言う



お二人ともとても親切で
ありがたい厚意である

しかし、しっかり大人になったいま
人が使って生々しいタオルは
さすがに若干の抵抗がある

と、思いながらもそのタオルを
手に取ると、、、

あら不思議!
意外にもそのタオルを持った手が
勝手に身体の上を行き来するでは
ないか!

その日暮らしで、
金の使い方もしらなかった当時
いざという時はいろんなものを
貸し借りして日々をおくっていた

そんな
京都という場所と
いつも一緒にいた仲間とが
タオルの使い回しに抵抗感を
失わせたのだと思う

誰が使ったか分からないタオルで
身体を洗い

バスタオルを貸してくれた奴が
股間の水滴をぬぐったであろう
バスタオルで
自分の髪をごしごし拭きながら

驚きと快感を味わっていた








2016/10/10(月) | みちくさ | トラックバック:(0) | コメント:(1)

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よさこいっこ

『No title』

いい文章ですね(^^)
ほっこりさせていただきました。

2016/10/10(月) 22:19:57 | URL | [ 編集]

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