ついてない・・・
会社員時代、とても残念なことがあった
量販店で仕入れを担当していたころのこと
広告に掲載する商品に付けた商品コードは上司に報告し
期間終了後、売れ数の結果が検証される
広告が終わった翌日の月曜日、出勤して
もちろん自分でもその結果をPOSデータで確認する
ダンボールニットのドローストリングスパーカー
見て、驚いた
当時担当していたおよそ40店舗に合計1,240枚納品したものが
4日間で消化率は90%を超え、残りは100枚あまり
広告の商品でも(物や価格にもよるが)30~40%以上消化すれば
まあ最低限「売れた」と評価できる範疇で、この数字である
さぞかしお褒めの言葉が聞けるだろうと、頭の中では
どう返事を返そうかと、そのセリフを考えていた
「計画どおりです」 くらいで余裕を見せとくか
ところが、プリントアウトしたデータを手にした上司は
ことのほか厳しいお顔をされていた
そして、その手から机の上に放り投げられた紙に目を落とした瞬間
その日、二度目の「驚いた」
他の担当者の広告商品も含めたランキング形式で検索された
そのデータにあった自分の商品はなんと、最下位だった
そんなハズはない 落ち着いてよく見よう!
でも何度みても
その消化率は10%にも満たない なぜだ
原因はこうだった
広告に掲載した商品には同素材のデザイン違いの商品があって
それは襟がパーカーではなく、シャツカラーのものだった
データはこの商品(定価で販売中)のものだった
新たに納品する商品をPOSシステムのマスターに登録するときには
未使用の商品コードから順番に採番するのだが、上司に報告した時点では
まだ登録をやっていなかったので、
自分で控え用にしていた手作りのコード表を見て番号をつけた
ところが実際にシステムのPC端末で(広告以外の商品も一緒に)
マスター登録をしていると、未使用だと思っていた一番若いコード番号は
既に別の商品に使っていて空いていなかった
消しこみ忘れをしていたのだ
このことによって悲劇がおこった
予定していた順番に当てるはずのコードはこの時点で1つずつズレたのだ
結果、上司に報告していたコードはもう一つのデザイン違いの商品に与えられ
本当の広告の商品にはその次の番号が割り振られた
この時、上司への報告がアンマッチになったことまで考えが及ばなかった
企業では結果のみで評価され、
その検証はデータによって行われる
いくら「番号が違ってました」 と言っても、
月曜の朝イチに開かれる上司たちの会議で示されたデータがすべてである
いわゆる「あとの祭り」状態だ
自分が原因を作ったにもかかわらず 「ついてない」と、つぶやく
いま経営する立場になって思う
なにごとがあっても「ついてない」とは言えない
会社員時代、とても残念なことがあった
量販店で仕入れを担当していたころのこと
広告に掲載する商品に付けた商品コードは上司に報告し
期間終了後、売れ数の結果が検証される
広告が終わった翌日の月曜日、出勤して
もちろん自分でもその結果をPOSデータで確認する
ダンボールニットのドローストリングスパーカー
見て、驚いた
当時担当していたおよそ40店舗に合計1,240枚納品したものが
4日間で消化率は90%を超え、残りは100枚あまり
広告の商品でも(物や価格にもよるが)30~40%以上消化すれば
まあ最低限「売れた」と評価できる範疇で、この数字である
さぞかしお褒めの言葉が聞けるだろうと、頭の中では
どう返事を返そうかと、そのセリフを考えていた
「計画どおりです」 くらいで余裕を見せとくか
ところが、プリントアウトしたデータを手にした上司は
ことのほか厳しいお顔をされていた
そして、その手から机の上に放り投げられた紙に目を落とした瞬間
その日、二度目の「驚いた」
他の担当者の広告商品も含めたランキング形式で検索された
そのデータにあった自分の商品はなんと、最下位だった
そんなハズはない 落ち着いてよく見よう!
でも何度みても
その消化率は10%にも満たない なぜだ
原因はこうだった
広告に掲載した商品には同素材のデザイン違いの商品があって
それは襟がパーカーではなく、シャツカラーのものだった
データはこの商品(定価で販売中)のものだった
新たに納品する商品をPOSシステムのマスターに登録するときには
未使用の商品コードから順番に採番するのだが、上司に報告した時点では
まだ登録をやっていなかったので、
自分で控え用にしていた手作りのコード表を見て番号をつけた
ところが実際にシステムのPC端末で(広告以外の商品も一緒に)
マスター登録をしていると、未使用だと思っていた一番若いコード番号は
既に別の商品に使っていて空いていなかった
消しこみ忘れをしていたのだ
このことによって悲劇がおこった
予定していた順番に当てるはずのコードはこの時点で1つずつズレたのだ
結果、上司に報告していたコードはもう一つのデザイン違いの商品に与えられ
本当の広告の商品にはその次の番号が割り振られた
この時、上司への報告がアンマッチになったことまで考えが及ばなかった
企業では結果のみで評価され、
その検証はデータによって行われる
いくら「番号が違ってました」 と言っても、
月曜の朝イチに開かれる上司たちの会議で示されたデータがすべてである
いわゆる「あとの祭り」状態だ
自分が原因を作ったにもかかわらず 「ついてない」と、つぶやく
いま経営する立場になって思う
なにごとがあっても「ついてない」とは言えない
2015/11/19(木) | みちくさ | トラックバック:(0) | コメント:(0)